スマートスピーカーの録音データが殺人事件の重要な証拠に?問題は「スマート」そのものにあります。自発的に、自動的に何かをするのは「スマート」とされるが、結果がいつも正しい、役に立つ、安全だとは限りません。それはメーカーが一切触れません。メーカーはあくまで、すごいもの、すごく役に立つものとして宣伝しません。
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夜中にスマートスピーカーから突然大音量で音楽が鳴り出す
(2020年1月9日追加)
GIZMODOの「スマートホームの抱えるトラブルは、進化のための成長痛」によると、
ところが現実には、スマートホームは頼りないし、欠点だらけで、セキュリティも心配です。スマートホームを最初に登場させた会社のひとつがInsteonで、2005年にはすでに家の照明やサーモスタット、モーションセンサー、さらには家電までをも、中央コントロールシステムと繋いで、家主が遠隔で操作、管理、そしてさまざまな家のデバイスの自動化を行なえました。10年前、家族が携帯で家に電話するだけで、帰宅前にサーモスタットを調節したのを見たときはとても面白く、『ジェットソン』で約束された未来がやってきたと思ったものです。その後、セキュリティについて様々な強化策が講じられてきたが、
しかし、こういったスマートホームがインターネットへ接続可能になり、スマートフォンアプリやウェブポータルを通じて、世界のどこからでも操作できるようになったことで、大きな問題を抱えるようになりました。2013年、当時Insteonはユーザーに対してパスワードによる保護を義務化せず、しかもポータルをGoogleによるウェブクローリングから守らなかったため、赤の他人の家を遠隔操作できるだけでなく、家の住所や住んでいる子供の名前など、不安になるほどの量の個人情報がのぞけてしまうことを、ForbesのKashmir Hill氏がデモンストレーションして見せました。
セキュリティ研究家や悪意あるハッカーがスマートホームに侵入する新たな手口を見つけるのに、長くはかかりませんでした。例えば、IoTデバイス同士の通信を行なって、監視するクラウドサーバーにアタックをかけたり、単純にフィッシングによってパスワードを盗み、家をより安全にするはずの技術の、すべてのアクセス権を得てしまう方法です。つまり、セキュリティを含む欠陥のない製品やサービスは基本的に不可能であることです。勿論、セキュリティ以前に、設計の欠陥による誤動作や故障は付き物です。便利だと思って頼り切ったら、思わぬ不便と向き合う時は必ず訪れてきます。
「Simple is the best」はいつでも通じるものです。