会社が大きくなるほど妄想も暴走

FacebookのZuckerberg氏が、Facebook F8 conferenceで派手に法螺吹き劇を広げました。

planet of 2026という超SF的な世界だそうです。

まずは、スマホやタブレット、テレビ等すべてのスクリーンに代わる技術を提供することです。つまり、メガネタイプのスクリーン(スマートガラスという)に必要な情報を表示、オーバーレイすることです。かつてGoogleによる法螺吹き劇の主人公であるGoogle Glassはひっそりとニュースから消え去って、忘れられた・忘れさせられたが、なぜかFacebookによってまた提起されました。

これは、どう考えても、でたらめで無責任な約束で、会社のPRのためだけに過ぎません。

Google Glassの失敗はなにより物語っています。それに、3Dメガネと同じように、ガラスを覗き込むこと自身は目に多大な負担をかけます。さらに、電源問題や、通信問題も山積です。いくら技術がすすでいても、すべての課題をクリアして実用化するのは、9年でできるはずもないです。

百歩譲ってそれが実現できても、VRやARは所詮ゲーム感覚での応用しか考えられません。VRやARをなくしては日常の生活が困ってしまう人は極一握りです。残りの人はむしろVR・AR製品や技術を使わない方は健康的で、幸せです。

これだけでも十分アホだと思ったら、さらに気違いな約束を飛ばしました:脳でタイプすることです。また、同社のメッセンジャーを人間並みのチャットボット(Chatbot)に進化させると約束しました。

つい3年位前に、Googleが「レンズを装着するだけで血糖測定を開始」というニュースがありました(「グーグルのスマートレンズ技術が、糖尿病患者の治療を支援する段階に一歩近づいた。このコンタクトレンズの実用化を5年以内に達成するのが目標だ。」というニュースを書くこと自身も可笑しい)。それも、3年になって今はとっくにひそかにもみ消されて、そのドリームチームも早々と解散されました。詳しい原因は沢山あるでしょうが、簡単に考えても、電源、材料や健康問題は解決できるはずもないです。

Facebookはそれを数段上回る暴走をあたかも可能であるかの用に人々に提示しています。

果たしてここまで嘘っぱちな話をしないと、会社は持たなくなっているでしょうか。

AIの歴史はすでに数十年ありまり、一時まったく話題すらならなくなりました。今再燃しているのは、コンピュータの計算能力は以前よりはるかに早くなって、以前より「より賢そう」なことをできるようになったからです。しかし早くなったからといっても、賢くなるとは限りません。例えが悪いが、頭の悪い人は早口で言っても、言っていることはより賢くなりません。金があるから、サポートしている技術もその分よくなるとは、大きな勘違いです。

(2017年6月1日追加)
Facebook最高製品責任者、ポストスマホは「メガネ型」になると言う記事によると、
「 6月1日に開かれた記者向け説明会で登壇したCox氏は、スマートフォンの次に人々の生活を大きく変える“ポストスマホ”は何になるのかという質問に対し、一度はGoogle Glassなどで注目を集めたアイウェア(メガネ型端末)を挙げ、今後10~15年にかけて普及するとの見方を示した。」

できるならやってみろと言うことです。

電源問題や安全性(使い方次第で歩きスマホ以上に危険)など以前に、常に目の前にあるものを見るのは、健康上で本当に問題ないかとか、頭や顔に負担のないような商品に本当にできるかなどはクリアできそうもないと思います。

人間に本当に必要なものは、より「アナログ」的なもので、手足、体全体で楽しめるものです。

極論を言えば、VR・ARなどは人間を可笑しくするものだけです。

いずれ大問題を起こしてから、また「科学者」や「専門家」と称するものが登場して、何がどう悪いか語り始めるに違いありません。