Where does the industry lead us to? 工業の進化は人類をどこまで導いていくか?

 昔々、早く遠く行こうと思ったら、あるいは重いものを陸地で運ぼうとしたら、馬やロバ、牛などを使うことしかありませんでした。

 第一次産業革命で、機関車が発明されて、人間の移動、搬送能力は飛躍的に進歩しました。また、その原動力の進化に伴って、工業製品の生産力も比例して成長しました。

 第二次産業革命では、内燃機関が発明されて、人間の移動、搬送、生産力はまたさらに進化しました。

 その後、原動力は電気、原子力とさらに「進化」し、地球の資源が枯渇するのではないかと危惧されるほど、人間の消費力も劇的に増加しました。それは、当然同じく移動、搬送、生産力の進化と共にです。

 以上の工業生産における変化と同時に、人間の生活方法も少しずつ変わってきました。

 昔額に汗を流して一生懸命繰り返さなければ重労働は少しずつ減ってきました。オフィスに行って、ずっとデスクの前に座るか、生産ラインのある位置にずっと立っている時間は少しずつ増えてきました。成人病と言われるものも見る見るうちに増えてきました。

 それでも、まだまだ分かりやすくて、注意さえすれば、何が何でもおかしくなることはありません。

 しかし、最近いわゆるIT革命によって、さらに「便利」(だと言われる)なものが激増してきました。

 運動不足ではないかと促してくれたり、睡眠はよろしくないのではないと注意してくれたり、食い過ぎではないかと叱ってくれたりしてくれる製品が増えてきました。これから車の運転や、配達の移動などすら、無人で行えるかもしれません。

 その大半は、正直に言うと、自己管理さえできていれば、なくてもいいものです。

 さて、これからどうなるでしょうか想像してみたくなります。

 おそらくこうなります。

 まず、自動販売機やレストランでは、声を出せば、ほしいものは自動的に出てくるか、出されます。

 次には、声すら出す必要もなく、目で見て、瞬きさえすれば、同じことができるようになります。

 さらに、目て見る必要もなくなり、頭の中で考えるだけでできるようになります。

 最終的に、考える必要もなくなり、いたるところにあるセンサーで、喉が渇いているだろうとか、お腹が空いているだろうとか、ミネラルの何とかが足らないだろうとか、熱があるようで風邪薬飲むべきだろうとか、勝手に推測してくれて、自動的に提供してくれるようになります。運動したければ、ロボットが勝手に動き出して、動かせたい部分に刺激を与えて、強制的にその局部を「運動」させます。あるポーズで寝ていて疲れたら、勝手に違うポーズに変えてくれもします。

 何か(連絡やら知らせしたり、例を言ったり、お土産を送ったり)をする必要があれば、すべてロボットが勝手に処理してくれます。何しろ、ロボット同士のことは殆どだから、時間通り、ミスなしにできます。

 つまり、そこに寝転がっていればよいです。まるで女王蜂か女王アリと同じです。

 脳はどうなるかというと、どんどん腐っていくことでしょう。何しろ、何もする必要がなければ、考える必要もなくなったわけです。

 ホーキング博士がAI開発で人類が滅亡すると危惧した通りのことになるわけです。「人工知能は人類を滅亡させる危険がある」という説の現実版です。